季節を感じさせる風景で好きなもの

家の近くを車で走っていた夕方のことです。

葉の全部落ちた柿の木に、色鮮やかなオレンジ色の柿の実がなっていました。

これを見るとものすごく季節を感じます。

寂しいと同時に、そろそろ一年が終わるという気持ちにもなるので、節目的な意味合いでも見入ってしまうのです。

実は、この寂しい柿の木の眺めこそが私の一番好きな風景。

こういった季節を感じさせる風景の中で、他にもいくつかお気に入りがあります。

それは水墨画のように見える裏山の眺めです。

特に雪が降り始めた時の激しい風の向こうに見える雪山の眺めは心に染み入ります。

そして梅の木に咲く梅の花。

ピンク色に染まる桜の木は日本の風物詩という感じがしますが、私の中では梅の木こそが本物の春の知らせを届けてくれる気がします。

白くて丸い花びらは乳白色で本当に可憐です。

また、もう少し春がすすんだ時に見られるタンポポとつくしの眺めは心がほっこりしてきます。

タンポポもつくしも子供の頃から童謡でも馴染んだ大好きな植物。

それが見られるのは1年の節目でもある新学期の季節です。

なんとなく新しいことが始まる高揚感が大人にも伝染するから不思議ですね。

夏の朝顔が咲く朝も大好き。

葉の緑、花のピンクや紫の鮮やかさと言ったら感無量です。

その風景を見ると夏休みだというのに早くから起こされて、行かなくてはならなかったラジオ体操が思い出されます。

行きは時間に遅れないように小走りで行ったものの、帰りは寄り道ばかり。

花の蜜を持つ朝顔を口に運んでは御馳走と思っていたのは昔のこと。

それでも大好きな風景は今も昔も同じです。